2025年12月5日金曜日

【地名散策】猪名川難読地名を巡る<3>〜柏梨田

次は柏梨田・・・読めんなぁ〜 ですが・・・
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国土地理院地図にはルビありです。珍しいかもね〜
旧地図では「カシュウダ」、今の地図では「かしうだ」とルビが付けてあります。


先ほどの紫合にもルビありで、旧では「ユーダ」、今のでは「ゆうだ」
バス停のローマ字表記は旧地図の発音を参考に・・・なんでしょうかね?


さて、今回は「柏梨田」に行って、しかっ!と見るのがメイン目的でありました。


地名書き的には定番通りにありましたが・・・


条里地割が残る地とかで・・・
へぇーこんな場所に条里地割が?!が興味の発端であります。


古代の栢梨郷の遺称地とされるとかで・・・えーっと栢は柏の異体字だそうです。
栢梨とは、なんやねんと検索したら・・・
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摂津国栢梨の庄産出の梨を副原料に造った甘酒。折節宮中への献酒等で名を広めた。


献上した様子が書かれた文章が〜
吏部王(重明親王)の日記『吏部王記』の現代語訳にあります!



さらに検索すると過去の猪名川町の広報誌にこんな記事(抜粋)が出ていた。
室町時代に朝廷と繋がりのあった源出藤(検索ヒットない)がおり
その女房が柏梨の君と呼ばれたそうな・・・上の栢梨の献上酒の話とつながるやん!


さらに、いながわの民話「柏梨の君」の話がアップされており、なになに〜!?
お二人の夫婦石塔が安楽寺にあると!!で、行ってみた〜民家の奥に屋根が見えてます。


無人のお寺です。


民話ビデオの中で・・・


裏山に鎮座されてると・・・境内におろしてるとか・・・ないわな・・・


お!石仏に赤とんぼ〜♪


裏山に猪の罠はありましたが、夫婦石塔は見つからず・・・断念!


屋敷跡と伝わる田んぼに石をさがすべく・・・民話ビデオの風景を探し・・・

田んぼ道を行くと・・・ん?あの樹形!!民話ビデオで見たわ!

座ると腰痛になると伝えられる屋敷の岩?!
形状から建物の礎石ではないように思えますが・・・

んーと〜何もありません、この石の周辺だけこんもりと土が持ってあります?

腰痛岩から夫婦石塔のある安楽寺が見えてます。
柏梨田と繋がりがあると言われる川西の久代へ行くことにしました。
あ、久代って地名、読めそうで読めないやはり難読地名ですね。

2025年12月4日木曜日

【地名散策】猪名川難読地名を巡る<2>〜紫合


 さて次は「紫合」、読み仮名を打つと変換できますね〜♪
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この地名語源ともなった伝えのある西鏡寺へ〜見えてる本堂の屋根ごそうね。
伝え話はここに〜いながわお民話「紫合のはなし」


山門


ピカピカの本堂


本堂横の薬師堂もピカピカ〜
2018年のSTビューを見ると・・・荒れてます。


夕暮れに紫の雲が棚引き〜なので紫雲山・・・で読み方は?


枯れたんんでしょうね、紫雲松の姿はありません。


山門から棚引く紫の雲を見れたんやろなぁ〜


地名書きを探して・・・交差点にあり!



地区内に何箇所もあったホース格納箱に


郵便ポストは見つからずでバス停は路線の重なりあうので何箇所にありで・・・

ローマ字表記でルビあり!!は珍しいかも?「紫合=ゆうだ」と読むのね〜♪

紫合バス停に次の難読地名表記ありですが・・・かしわなした?