2024年8月18日日曜日

【大阪立寄徘徊】<16>阪急南茨木駅:佐和良義(さわらぎ)神社・稲荷神社(伯光神社)

 まずは、佐和良義神社へ〜
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元茨木川の土手にある神社なので・・・境内が・・・


妙に細長い。


河川跡側からも参道があるけど・・・扁額には八幡神社とあります?


こちらが八幡さんみたいです。


振り替えると・・・緑が濃いですねぇ〜


社殿・・・拝殿がでーんと


神殿、塀越しになんとか見れました。
明治40年8月の大雨で茨木川が氾濫し、社殿流失。


流失した10年後、大正6年に再建されたそうです。


彫りモンは獅子です。


神殿内に狛犬が居ます。


彫り具合から江戸時代?石ものは流失を免れたのかもね。


拝殿前の狛犬は新しいです。


見るからに近年奉納狛犬って感じね。


再建時に建てられた頑丈な器具庫


本殿の後ろ側に何かの祠の跡と南無阿弥陀仏の碑があり
石灯篭が散在して転がってます。


次に行ったのは、稲荷神社(伯光神社)
楠が半端なく大きい神社です。


由緒書。。。長いわ〜と思ったら全文があった〜!
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この祠は伯光神社といい、伯光(ハクミツ)大明神が祀られています。天保6年(1835年)の同社由来書によれば、当地の奥田家の長屋門新築の地鎮の儀に際し、稲荷さげの巫女に楠の大樹に811年に及び伯光大明神が宿っているとのお告げをうけ、奥田四郎左衛門ほか4名が講元となって祀ったといいます。なお前年の天保5年夏の大旱害に村人達は藁でつくった竜をこの大樹に天に向かって這わせ雨乞いをし、その恵みをうけ、その霊感をえたのでしょう。その後幾度かにわたり旱害の折、祈りと願いが続けられてきました。竜は藁束を縄で巻き、長さ5間程(約9m)の胴を作り、鱗として琵琶の葉を一面に挿し、眼や歯は茄子、ヒゲや手足は竹で型どり、大きく開けた口からは薄くはいだ青竹の皮で風でゆらぐようにつくられました。頭部は辰巳の方向に延びた枝に置き、尻尾は水をたたえた酒樽に浸し、立てた高張提灯の灯で照らし出し夜通し竜に水をかけて祈る。このように7日間昼夜祈りつずけても、雨の降らない時は、その竜を高瀬川に流し、もう一度新しい竜を作りなおして再び祈りつずけたといいます。祈願の功あって雨に恵まれた時は、太鼓の合図で「テントのおかげ、ヒヤクに米1斗5升」といって村人が神酒を酌み交わして、神に感謝し、喜びを共にしました。この地が灌漑用水に苦労する土地であった事が特異な雨乞い習俗を生んだ一因であろう。この行事は、昭和22年(1947年)の大旱害を最後に、このような催しは途絶えました。それは淀川を経て琵琶湖の水を利用する灌漑用設備が整ったためです。 
                    宮守  茨木市水尾2丁目3番8号  奥田登
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奈良などでよく見られた藁の龍を大樹に巻き雨乞いの祈りを捧げる信仰ですね。


幹に穴が・・・ここに狐が棲んでいた・・・という伝えはないみたい。


社殿は小さいです。


境内から楠を撮ろうと思いましたが無理!


すごい大樹であります。


境内のベンチに座りしばし大樹を眺めてました。


手水盆でなく、鳥居の基礎部分か?


鳥居の柱には奉納者の氏名が・・・親子?兄弟?


こちらはご夫婦、わかりやすい表記〜♪


2 件のコメント:

  1. 緑豊かな神社は良いですね。大樹の撮影は難しいですが、遠景でも神社ってわかりますもん。

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    1. たしかに神社の大樹、街中の旧村や田園地帯では、ええ目印になりますよね。

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